日本サッカー協会(JFA)は13日、EAFF E-1サッカー選手権に臨むサッカー日本代表メンバーを発表した。スケジュールの都合上、海外組を招集できず、Jリーグでプレーする選手たちのみで構成された今回のメンバーから、ベストメンバーを予想する。
正GKの権田修一は外れ、若い3人のGKが招集された。東京五輪で正GKを務めた谷晃生はコンスタントに選ばれてきたが、6月は谷に代わって大迫が選ばれた。両者の実力は拮抗しているが、この中で唯一出場経験がある大迫敬介がファーストチョイスと見る。
CBの中で常連メンバーは谷口彰悟1人となった。相棒候補の筆頭は2次予選でもプレーした中谷進之介と見る。さらに、首位を走る横浜F・マリノスの畠中槙之輔、好調サンフレッチェ広島の荒木隼人が控えている。
右サイドバックは酒井宏樹が不在の間にコンスタントに出場機会を得ている山根視来になりそうだ。長友佑都が不在の左サイドバックは3選手が候補となる。最右翼はマリノスでポリバレントな活躍を見せている小池龍太。所属クラブで3バックの左を務める杉岡大暉と佐々木翔も日本代表では左サイドバックとして数えられそうだ。
4-3-3で想定するならば、橋本拳人を底に、配球力に優れる脇坂泰斗と前線への飛び出しも期待できる森島司がインサイドハーフに並ぶと予想する。ただ、森島の所属するサンフレッチェ広島は初戦2日前にリーグ戦が組まれているため、初戦は藤田譲瑠チマや岩田智輝が抜擢される可能性もある。
右ウイングにはJリーグで4得点6アシストの水沼宏太を予想する。西村は所属クラブでトップ下に入ることが多いが、4-3-3の布陣では左ウイングで起用しても面白い。サイドプレーヤーの水沼、トップ下でもプレーできる西村というキャラクターは、伊東純也と南野拓実にも通じるものがある。その場合、CFは西村と並ぶJ1リーグ8得点を挙げている町野修斗になるだろう。
初招集が10人に上り、宮市亮ら久々にメンバー復帰を果たした選手も多く、予想と異なるメンバーの起用も大いにあり得る。3試合の中でメンバーを固定せず、様々な選手を起用していく可能性も高いだろう。果たして、3試合を通じてどのようなメンバーが起用されるのだろうか。