日本サッカー協会(JFA)は13日、EAFF E-1 サッカー選手権2022決勝大会に臨む日本代表メンバーを発表。明治安田生命J1リーグで上位争いを繰り広げるサンフレッチェ広島からは、GK大迫敬介、DF佐々木翔、DF荒木隼人、MF野津田岳人、MF森島司、MF満田誠の計6選手が招集された。同日、広島のクラブ公式HPが招集された選手たちのコメントを伝えている。

 大迫は6月のキリンチャレンジカップおよびキリンカップサッカー2022に続く代表招集に。前回の代表シリーズでは出場機会を得られなかったが、今回は背番号「1」を与えられ、正守護神としてゴールマウスを守ることが期待されている。大迫はクラブ公式HPを通じて「日本代表に選ばれて光栄です。サンフレッチェで発揮していることを日本代表でも継続し、勝利に貢献できるように頑張ります。応援をよろしくお願いいたします」と喜びを露わにした。

 佐々木は3月に行われたFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選以来の代表入りを果たした。これまで日本代表では13試合に出場して1得点を記録。「日本代表に選出されて、嬉しく思います。タイトル獲得のために、自分のすべての力を注ぎたいと思います。応援をよろしくお願いいたします」とコメントした。

 2019年11月のキリンチャレンジカップ2019以来の招集となった荒木は、これまで日本代表としてピッチに立った経験はない。代表デビューが期待される中、「日本代表に選ばれて嬉しいです。広島の代表として、また日本の代表としてしっかりとした戦いを見せたいと思います。自分の良さを発揮して、タイトルを獲得できるように頑張ります。応援をよろしくお願いいたします」と意気込んだ。

 野津田は世代別代表に招集された経験こそあるものの、A代表は今回が初めての招集に。将来を嘱望されながらもなかなか本領を発揮できず、近年は期限付き移籍を繰り返していたが、今シーズンはボランチを主戦場として定位置を確保。明治安田生命J1リーグでは17試合に出場しており、強烈な左足を武器に2ゴールも挙げている。初の代表入りに際して、「子供の頃から日本代表に入ることは夢でしたので、選ばれてとても嬉しいです。ただ、選ばれただけでなく、広島の代表としてしっかりと自分のプレーをしたいと思います。日本のために自分の力を精一杯出し切り、勝利に貢献したいと思います。応援をよろしくお願いいたします」と話した。

 森島は2019年12月に行われた前回のEAFF E-1 サッカー選手権決勝大会以来の代表入りに。広島でエースナンバーの“10番”を背負う森島は、「日本代表に選出されて光栄です。前回の『EAFF E-1 サッカー選手権』では悔しい思いをしたので、今回は雪辱を果たせるように頑張ります。応援をよろしくお願いいたします」と、前回大会のリベンジを誓った。

 満田も今回が初の日本代表選出。今季の広島で最も印象的なパフォーマンスを披露していると評されることも多く、今季の明治安田生命J1リーグでは18試合に出場して5ゴールを記録。ドリブル、飛び出し、シュートなどどこを取っても技術が高く、チャンスメイカーとして広島の上位進出に貢献している。初招集に際し、「日本代表は小さい頃からの夢でした。そこに入ることができて嬉しいです。自分の力だけではここまでこれなかったですし、今まで支えていただいた指導者の方々に感謝したいです。ただ、選ばれたことだけに満足するのではなく、日本代表でも自分らしさを存分に発揮したいと思います。タイトル獲得のために戦いますので、応援をよろしくお願いいたします」と意気込みを語った。

 EAFF E-1サッカー選手権2022は7月19日から27日にかけて、茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城)と豊田スタジアム(愛知)で開催される。日本代表は同19日に香港代表と、同24日に中国代表と、同27日に韓国代表と対戦する。