シャルケは今年5月末に日本代表DF板倉滉(25)の退団を発表すると、今月5日に日本代表DF吉田麻也(33)を獲得している。その吉田麻也がシャルケ移籍に至るまでの過程を語った。14日、ドイツメディア『WAZ』が同選手のコメントを伝えている。

 板倉滉は昨年8月、マンチェスター・シティからシャルケへ1年レンタルにより加入。センターバックの主力選手としてドイツ2部のリーグ戦ほぼ全試合に先発出場し、ブンデスリーガ昇格に大きく貢献していた。しかし、シャルケ幹部はおよそ600万ユーロ(約8億5000万円)の買い取りオプション行使を断念。5月31日にシャルケ退団が正式決定すると、ボルシア・メンヒェングラートバッハに加入している。

 一方、吉田麻也は先月30日にサンプドリアを契約満了により退団。ヴィッセル神戸や名古屋グランパスなどJリーグクラブからの関心、セリエA昇格組モンツァからオファーなどが報じられる中、今月5日にシャルケと1年契約を結んでいる。

 吉田麻也は『WAZ』の独占インタビューに応じると「コウは本当にシャルケが好きで、残りたがっていたんです。残念ながら彼の望みは叶いませんでしたが、サッカーの世界では時々こういうことがあるんです」と、板倉滉のシャルケ退団に言及。

 「コウと僕の代理人は一緒ですけど、シャルケ退団決定後にコウは『多分シャルケは吉田さんを獲得するかもしれないですね』と言ってきたんです。そしたら突然本当にそうなりましたね」と、板倉滉が吉田麻也のシャルケ移籍を予測していたことを告白している。

 くわえて「コウはシャルケについて、ポジティブなことしか言っていないですね。それに彼はルーヴェン・シュローダー(シャルケのスポーツディレクター)と話したみたいなんですけど、僕のことについて良いことばかり伝えていたと思います」

 「それでシャルケに移籍したいと思い、代理人に(自分の思いを)伝えましたね」とコメント。自身のシャルケ移籍が実現するまで、板倉滉が重要な役割を果たしていたことも明かした。

 板倉滉はシャルケ在籍期間中、複数回にわたりシャルケ残留への思いを語っていた。そんな板倉滉の願いは実現しなかったものの、吉田麻也の獲得提案という形でシャルケに貢献していたようだ。