日本代表の森保一監督がEAFF E-1 サッカー選手権の開幕を前に決意を語った。
国際Aマッチデーではないため、オール国内組のメンバーで挑む日本。19日に県立カシマサッカースタジアムで行われる香港代表が初戦で、その後に豊田スタジアムに会場を移して中国代表(24日)、韓国代表(27日)と対戦する。
2013年大会以来となる4大会ぶりの優勝を目指す森保監督は香港、中国、韓国の監督とともに出席した会見に登壇した。
「今回のE-1選手権、4カ国でタイトルが争われるということで、レベルアップを図りながら、そしてタイトルを獲れるようにベストを尽くしたい」
そう意気込みを語ったサムライブルーの監督は今大会に向けて26選手を招集したが、その構成は横浜F・マリノスから最多7選手を呼び、初のA代表入りも実に11選手。今大会の戦いぶりとともに、起用法も注目される。
試しの色を濃くするのか、軸となる選手をある程度決めていくのか、様々な起用法が考えられるが、「まずはこのE-1選手権の3試合でできるだけ多くの選手を起用しながら、この大会に挑もうと思っている」と説明した。
その上で「今大会に臨む日本代表チームは全員がJリーグで活躍する選手で構成している」とJリーグの位置づけを示す意味でも大事な大会になると続け、そのなかで4大会ぶりの優勝を目指していくスタンスを明かしている。
「戦いにおいて勝利を目指す、優勝を目指しながら、日本国内の選手の価値を示す、そして価値を上げる、日本国内のサッカーの価値を上げる戦いができれば」
ともあれ、今活動もすべてが今年11月に迫るカタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー選考にも通ずるものに。あと4カ月後に迫る大舞台に向けて、森保監督もその認識を深め、戦力の底上げ、新戦力の発掘にも意欲を示した。
「W杯に向けてはW杯に思いを抱くすべての選手にチャンスがある。このE-1選手権でも選手たちの個々の能力を見ながら、W杯に繋げていきたい」