韓国代表を率いるパウロ・ベント監督が、27日に行われたEAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会・第3節日本代表戦を振り返った。

 0-3で敗れた韓国は大会4連覇を逃し、日本に4大会ぶりの優勝を許す結果に終わった。ベント監督は試合後、「想像していた通りの試合。最初の2戦(中国戦、香港戦)とまったく違う内容になると思っていた。それは日本のクオリティのため。90分間、我々より良かった。妥当な勝者、優勝にふさわしいと思う。私たちもベストを尽くしたが、ミスが多すぎた。これだけの試合で、これだけのミスをしたら、代償を払わないといけない。日本代表に対しては、本日の勝利、大会の優勝を称賛したい。今後の分析をして、必要な準備を進めて、W杯に向けて最善の形でやっていきたい」と語り、優勝した日本に賛辞の言葉を送った。

 また、日本戦のゲームプランについては次のように振り返っている。

「まず我々の弱点をなるべくさらさず、日本の弱点を有効に使おうとした。日本のプレーに驚きはなかった。90分間通じてのプロセスでは予想通りのプレーだった。我々は準備が短い中で、特にDF面でやるべきことをやろうとした。DF面で様々なミスを犯した。攻撃ではインサイドでプレーしようとしたが、ミスをした。日本はスペースをなかなか与えてくれなかった。我々は中盤から守備的なプレーを強いられ、ミスをし、チャンスを与え、日本がやがて(チャンスを)ものにした」

「前半いくつか私の狙い通りのチャンスはあった。決定的なチャンスを作る能力が私たちに足りなかった。日本の裏のスペースを使おうとしたが、活用できなかった」