韓国代表は7月27日、E-1選手権の最終戦で日本代表と対戦。中国と香港に連勝し、引き分け以上で4連覇が決まる状況だったが、0-3で完敗を喫し、タイトルを逃した。

 欧州組もいた昨年3月の対戦に続き、日本を相手に0-3の惨敗となった韓国代表に、母国のメディアやファンから辛辣な言葉が飛び交うなか、とりわけ糾弾されているのが、アンカーで出場したMFクォン・ギョンウォンだ。

 相馬勇紀のCKから佐々木翔がヘッドで決めた2点目のシーンで、佐々木の前にいたにもかかわらず、競り合おうともせず、ボールを見送るかたちとなったからだ。

 韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は「競り合いすら放棄したクォン・ギョンウォン…闘志が“行方不明”。守備陣はこれで正しいのか?」と題した記事を掲載。「目を疑った。CKの状況で競り合いすら放棄した。そして失点につながった」とこのシーンを非難した。

「守備陣は全体的に難しかった。闘志がなく、集中力は言葉がないほどだった。特に2点目のシーンでは、クォン・ギョンウォンがヘッドで競り合うこと自体を放棄した。ササキが高く跳んで少し押されると、ジャンプをしないで審判だけを見つめていた」 

【動画】「目を疑った」と韓国メディアが糾弾!佐々木と競り合わずにゴールを許した韓国代表MFの緩慢な守備
 同メディアは「押されたと抗議するジェスチャーを取ったが、全く問題はなかった。押し込まれている状況なら、特に相手が日本なら、もっと身を投げ出す必要があった。しかしクォン・ギョンウォンではそのような姿勢が全く見られなかった。他の選手も同じだった。勝負に臨む姿勢からして負けていた韓国が日本に勝てるわけがなかった」と指弾した。

 記事は最後にこう締めくくっている。

「昨年3月の強化試合で0-3の完敗を喫し、“横浜惨事”を経験した韓国代表は、また0-3で敗北し、連続で惨事を味わうことになった。タイトルが懸かった大会での選手たちのパフォーマンスには、非常に失望した」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部