韓国メディアの嘆きが止まらない。

 韓国代表は7月27日、E-1選手権の最終戦で森保ジャパンと豊田スタジアムで対戦。0―3の惨敗を喫し、4連覇を逃した。

 昨年3月の対戦に続く0-3の完敗に、韓国代表やパウロ・ベント監督に辛辣な声が飛ぶなか、『MHN Sports』のイ・ソル記者は7月28日、「日本の前ではおとなしい猫。傷ついたアジアカップ」と題した記事を掲載。「わずか4年前、「“アジアの虎”と称された韓国代表は、しかし日本の前では“おとなしい猫”に過ぎなかった」と酷評した。

 同記者は、枠内シュート1本で終わったこの試合を、内容でも惨敗だったと指摘。その原因はいろいろあるとしながらも、「(日本への)敵対心が消えたこと」を挙げ、「相手のタフな守備の前に、韓国のDFはスター選手を取材する記者のようだった」とこき下ろした。

「最初の失点シーンでも明らかなように誰も戦おうとしていなかった。これはずっと前から最近まで、日本が見せてきた姿と同じだった」

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 記事は、先月に行なわれたU-23アジアカップ準々決勝の日韓戦(韓国はここでも0-3の敗北)でも、日本のプレッシャーとフィジカル勝負で韓国の選手たちが追い詰められたと指摘。「技術と戦う気持ちが隠すことなく発展した日本の前においては、韓国は惨事という言葉が適切でない水準まで来た」と懸念を露わにしている。

 同記者は、「去る2015年、あるメディアのインタビューで(町田の元北朝鮮代表FW)チョン・テセ(鄭大世)は『日本のサッカーはフィジカルとタックルの水準が低い」という発言とともに『日本がフィジカル能力を備えれば、韓国など他チームとの対決でも勝てる』という言葉を残したことがある』と綴り、こう締めくくっている。

「チョン・テセの言葉が実現した今、(韓国の蔚山現代でプレーする)天野純などの日本選手たちが『韓国サッカーはフィジカルとタックルの水準が低い』という言葉を残す番かもしれない」

 韓国の選手たちは、この厳しい言葉をどう感じるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部