日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは、28日にオサスナとプレシーズンマッチを実施。プレシーズンマッチ出場2試合目となった久保が初先発を果たした試合は、88分にレアル・ソシエダB所属のスペイン人FWホルヘ・アギーレが決勝ゴールを挙げてレアル・ソシエダがオサスナを1-0で下し、プレシーズン初勝利を飾っている。

 ともに1部リーグでしのぎを削るレアル・ソシエダとオサスナが相対したプレシーズンマッチで、久保は移籍後初の先発出場。中盤の右サイドやトップ下でプレーした久保は、60分までプレーした。

 スペイン紙『エル・デスマルケ』は28日に「ピッチに立った時間で再び好パフォーマンスを披露」と、オサスナ戦の久保のプレーを総評。「日本人選手はよく動き、ピッチを広げ、オサスナの選手が止められなかったために多くのファウルのターゲットとなった。最初は右サイドでプレーしていたが、最終的には中央でプレーするようになり、そこで最も良い働きをした。久保はスピードを発揮し、スペースを有効に使う術を心得ていた」と、好プレーを見せたことを評価した。

 同日、スペイン紙『ノティシア・デ・ギプスコア』も「久保建英は、サッカー選手としての意欲を持ってここに来ている。走り、求め、挑戦し、そして何より働く」と高評価。「オサスナがポゼッションでより優位に立つ状態だったが、ソシエダは右サイドにフランス人FWモハメド・アリ・チョー、左サイドにスペイン人MFマルティン・メルケランス、中央に久保を配置する布陣に変更し、状況は改善された。これは主に、久保が機動力と、相手のプレッシャーをかいくぐってフリーになる能力を発揮したおかげである」と総括した。