31日、DFBポカール1回線のブレーマーSV(ドイツ4部)vsシャルケが行われ、0-6でシャルケが勝利した。

今シーズンはブンデスリーガを戦うシャルケ。日本代表DF吉田麻也を始め、1部で戦うための戦力を整えた。

その吉田は、キャプテンマークを巻いての出場。背番号も「4」となり、プレシーズンで着けた「39」ではなく公式戦デビューを果たした。

シャルケは[4-4-2]のシステムを採用。吉田は右CBに入り、マルチン・カミンスキーとコンビを組んだ。

試合は開始2分、右からのスローインの流れからこぼれ球をドミニク・ドレクスラーがボックス右からクロス。これをトビアス・モールがファーサイドで折り返すと、最後はロドリゴ・サラサルが押し込んでシャルケが先制する。

早々に先制したシャルケだが、5分にはPKを獲得。ボックス内でセバスティアン・ポルターが倒される。これをポルターが自ら蹴るも、GKが横っ飛びでセーブ。追加点とはならない。

12分、左からのCKからのクロスをボックス内でフリーになったドレクスラーが右足で面を作ってボレー。これが決まり、シャルケはリードを2点に広げる。

その後も何度もゴールに迫るシャルケは33分にも追加点。浮き球のパスに対して抜け出したドレクスラーがボックス内右でダイレクトボレー。これがニアサイドの狭いところを抜けてネットを揺らす。

さらに39分には、左からの鋭いクロスにポルターが合わせに行くと、阻止しようとついてきた相手DFがオウンゴール。シャルケのリードは4点となる。

前半で4点をリードしたシャルケ。後半も左サイドを中心に攻め込んでいく。

しかし、前半ほど圧力をかけられないシャルケ。リードしているということもあり、選手を入れ替えながら、積極的に縦パスを入れるなど、少しリスクをかけた攻撃にもチャレンジする。

吉田もビルドアップに積極的に参加し、スルーパスやロングボールなど、攻撃の起点となるパスを供給。一方で、ディフェンス面では危なげないプレーが続く。

後半はゴールが生まれなかった中、83分にこじ開けることに。右CKからのモールのクロスをカミンスキーがボックス内でヘッド。これが決まり5点目を奪う。

さらに90分にダメ押し。スルーパスに抜け出したポルターがダメ押しゴールを決め、そのままタイムアップ。シャルケが力の差を見せつけ、0-6で勝利を収めた。

ブレーマーSV 0-6 シャルケ
【シャルケ】
ロドリゴ・サラサル(前2)
ドミニク・ドレクスラー(前12、前33)
オウンゴール(前39)
マルチン・カミンスキー(後38)
セバスティアン・ポルター(後45)