日本代表MF久保建英(21)は先月、レアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍している。ただレアル・マドリードは今もなお同選手の状況を注視しているようだ。4日、レアル・マドリードの専門サイト『Planeta Realmadrid』が伝えている。
久保建英は2019年6月、明治安田生命J1リーグのFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍。レアル・マドリードの一員としてシーズンを迎えることはなく、RCDマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェへレンタル移籍していた。
そして今年6月末にRCDマジョルカでのレンタル期間を終えると、レアル・マドリードで構想外とみられる中、先月19日にレアル・ソシエダへの完全移籍が正式決定。移籍金650万ユーロ(約9億円)と伝えられているほか、レアル・マドリードは同選手の保有権の50%を保持している。
『Planeta Realmadrid』は「レアル・マドリードは久保建英について最後の言葉を発しておらず、完全に忘れようとはしていない」と見出しをうち、久保建英のレアル・ソシエダ移籍に至るまでの過程に関する特集記事を掲載。
同選手の今後について「レアル・マドリードは久保建英をソシエダに売却したが、この選手の権利の50%を維持することができた。レアル・マドリードは重要なコントロールを持っており、久保建英の行き先と将来についてかなり意識することになる」と綴るなど、レアル・マドリード復帰の可能性が残っていることを強調している。
なお久保建英は7月23日の練習試合・ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦で後半キックオフからピッチに立ち、攻撃面で存在感を発揮。ただ30日のボーンマス戦では自身がボールを奪われたことが失点に直結。スペインメディアから低評価を受けている。