日本代表FW南野拓実(27)は今年6月、リバプールからASモナコへ完全移籍している。その中フランス『AFP通信』は4日、リーグアン(フランス1部)で注目すべき新戦力に南野拓実ら5選手を挙げた。

 南野拓実は昨季のプレミアリーグでわずか1試合の先発出場と出番が限られると、6月下旬にモナコへ完全移籍。先月16日の練習試合・インテル戦でデビューすると、28日には古巣・サウサンプトンとの一戦で先制ゴールを演出していた。

 ただ今月2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦・PSVアイントホーフェン戦では右サイドで先発出場したが、低調なパフォーマンスに終始。相手GKとの1対1の局面でシュートを外したこともあり、「ミナミノは残念な結果に終わった」とフランスメディアから厳しい評価を受けていた。

 それでも『AFP通信』は「リーグアンで注目すべき新戦力」に、南野拓実やスタッド・ランスからPSGへ移籍したU21フランス代表FWウーゴ・エキティケ(20)、オリンピック・リヨンへ復帰したFWアレクサンドル・ラカゼット(31)らを列挙。

 南野拓実について「モナコはすでに強力な攻撃オプションを有していたが、リバプールに1500万ユーロ(約21億円)を支払って27歳の日本代表ウインガーを獲得した。元セレッソ大阪の南野拓実はアンフィールドでインパクトを残せなかった後、自身の価値を証明する時を迎えている」

 「彼はユルゲン・クロップ監督率いるリバプールで21試合の出場にとどまったほか、昨シーズンはプレミアリーグでわずか1試合しか先発出場していない。サムライブルーの一員としてカタールワールドカップに臨む前に、モナコへの移籍が再起のきっかけになることを望んでいるだろう」と説明している。

 なおモナコは今月6日、リーグアン開幕戦で日本代表GK川島永嗣(39)所属のストラスブールと対戦する。PSV戦後の低評価を覆すことができるか、南野拓実に注目が集まる。