SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(23)が、新天地で早速結果を残すことができている理由を明かした。12日、米メディア『ESPN』が同選手のコメントを伝えている。
堂安律は先月5日、エールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンからSCフライブルクへ完全移籍。9日の練習試合・ザンクト・ガレン(スイス1部)戦でデビューすると、鮮やかなミドルシュートから移籍後初ゴールをマーク。プレシーズンから好調ぶりをアピールしていた。
そして先月31日のDFBポカール1回戦・FCカイザースラウテルン戦では、1-1で迎えた延長後半の111分にフリーキックから決勝ゴールをあげて勝利に貢献。今月6日のブンデスリーガ開幕節・アウクスブルク戦では3-0で迎えた78分に、ペナルティエリア手前から左足を振りぬき、鮮やかにゴールネットを揺らしている。
そんな堂安律は『ESPN』のインタビューに対応。好調の要因を聞かれると「まわりは僕が素晴らしいスタートを切ったと思うかもしれませんけど、正直なところ、僕自身は驚いていないですね」
「確かに2試合で2ゴールというのは素晴らしいスタートですけど、僕は毎回のトレーニング、毎回の試合に集中していますし、その中で結果は後からついてきます」とコメント。
「新しい監督、新しいチームメイトのもと、プレシーズンでの感触はとても良かったです。(いきなり結果を残せたことについて)僕にとっては運が良いのではなく、理にかなっているんです。頭の中で明確なアイディアがあったし、チームも僕を助けてくれました」
「毎週のルーティンを大事にしていますし、将来のことや他のことはあまり考えないようにしています。メンタル面でかなり安定していますし、このクラブでの日々を楽しんでいますよ」と新天地での充実感をあらわにしている。
また同選手は「ブンデスリーガの舞台が合っているか」という質問に対して「(PSVアイントホーフェン)でプレーすることと、ブンデスリーガで4位から6位を争うクラブでプレーすることを比較するのは難しいです。ただ正直なところ、僕はブンデスリーガでプレーするほうが好きですし、ブンデスリーガの方が自分には合っていると思います」とPSV時代と比較した。
なお堂安律は12日、ブンデスリーガ第2節・ボルシア・ドルトムント戦で先発出場。85分までプレーしたもののゴールを奪えず、チームも1-3と敗れている。