スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正(27)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)開幕戦で好パフォーマンスを披露していた。しかしポルトガル紙『レコルド』は、ウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(21)とのポジション争いで劣勢に立たされる可能性を指摘した。

 守田英正は先月1日、CDサンタ・クララからスポルティングCPへ完全移籍。4日の練習試合・UDヴィラフランクエンセ戦(ポルトガル2部)でデビューすると、その後のプレシーズンマッチで猛アピール。現地メディアから高評価を得ていた一方、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は「ウガルテとのポジション争いでおくれをとっている」と見解を示していた。

 しかしプリメイラリーガ開幕節・SCブラガ戦では、ウガルテではなく守田英正がスタメン出場。攻守で存在感を発揮すると、SCブラガ戦でのベストプレーヤーとして現地メディアから絶賛されている。

 ただ『レコルド』は、13日のプリメイラリーガ第2節・リオ・アヴェ戦でウガルテの先発出場、および守田英正のベンチスタートを予想。「ウガルテは腰痛により、開幕戦ではスタメンから外れていた。ルベン・アモリム監督は中盤センターでより攻撃的でフィジカル面での強さを求めている。なので、ウガルテに賭けることになるだろう」と分析している。

 スポルティングCPアシスタントコーチのカルロス・ペレイラ氏はSCブラガ戦後、守田英正を「彼は存分にパーソナリティを発揮し、良い新戦力であることを証明した。もう一人加えるべき選手だ」と評していた。

 ただUEFAチャンピオンズリーグに出場するだけの強豪クラブということもあり、チーム内の競争は激しく、レギュラー定着には時間を要すると考えられる。