スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也(29)は、13日開催のリーグアン(フランス1部)第2節・クレルモン戦で復帰する可能性があるようだ。12日、フランスメディア『Madein Foot』が伝えている。
伊東純也は先月末、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)KRCヘンクからスタッド・ランスへ完全移籍。加入翌日の練習試合・サッスオーロ戦でいきなり先発出場すると、前半19分にロングカウンターの局面で右サイドからドリブルで駆け上がり、グラウンダー性のクロスを供給。ゴール前に走り込んできたオランダ人FWミッチェル・ファン・ベルヘン(22)のゴールをアシストしていた。
しかしハーフタイムでの交代を余儀なくされると、フランス紙『レキップ』は試合後に「イトウは内転筋に小さな問題を抱えている」とリポート。長期離脱の可能性も取りざたされていたが、『Madeinfoot』は今月5日に「クラブは鼠径部痛症候群の可能性を恐れていた。彼は休養期間を設けなくてはならないが、メディカルチェックには合格している」と報道。同選手の復帰が21日の第3節・ストラスブール戦になると予想していた。
その中、スタッド・ランスのオスカル・ガルシア監督はクレルモン戦の前日記者会見に出席。伊東純也の状態を問われると「翌日にはもっと詳しいことが分かる。彼がプレーできるかどうか、プレーできるとしたら何分プレーできるかを確認する予定だ」
「彼はメディカルチェックに合格しており、明日がトレーニングの初日となる。そのトレーニングでの動きを見た上で、彼を使うかどうか判断する」とコメント。クレルモン戦でリーグアンデビューの可能性があることを明かした。
なおスタッド・ランスは伊東純也の獲得で、KRCヘンクに移籍金1000万ユーロ(約13億9000万円)を支払ったと伝えられている。現地で大きな期待を受ける中、同選手が今週末に公式戦デビューを果たすか注目が集まる。