ブンデスリーガ第2節が13日に行われ、シャルケとボルシアMGが対戦した。
今季の開幕戦でケルンに1-3で敗れたシャルケは、ホームでの一戦で今季初白星を狙う。一方、ボルシアMGは第1節でホッフェンハイムに3-1と快勝。開幕2連勝を目指す一戦となる。シャルケの吉田麻也、ボルシアMGの板倉滉ともにセンターバックでスタメン出場を果たしており、“日本人対決”が実現した。
試合は序盤からホームチームが主導権を握る。8分、背後からのロングボールを収めたトビアス・モールが横へ繋ぐと、ロドリゴ・サラサールがミドルシュート。強烈な一撃だったものの、シュートはクロスバーの上へ。15分には自陣からのビルドアップでトム・クラウスがフリーに。ボールを持ち運んで左サイドへ展開すると、駆け上がってきたトーマス・ウーワイアンがマイナスへ折り返し。最後はマリウス・ビュルターが左足で狙ったが、シュートはGKの正面へ飛んでしまった。
対するボルシアMGは17分、クアディオ・コネがマルクス・テュラムとのワンツーで前進し、中央からシュート。この一撃はGKの正面へ。21分には左サイドからのアーリークロスにテュラムが反応。縦へと持ち運んで左足で狙ったものの、シュートは枠を外れた。
均衡が破れたのは29分。シャルケはカウンターの流れから、サラサールがトビアス・モールとのワンツーで前進。ドリブル突破から右足を振り抜き、低い弾道の一撃をニアサイドに突き刺した。前半はシャルケの1点リードで終了する。
後半に入るとボルシアMGが攻撃の時間帯を増やす。62分には右サイドからのボールを引き出したテュラムがダイレクトで狙うも、シュートはクロスバーの上へ。72分には左サイドからのロングボールにアラサヌ・プレアが反応。頭で落としたボールは中央のテュラムへと渡る。テュラムは後ろ向きでワントラップし、ヒールパスを選択。背後のスペースへ抜け出したヨナス・ホフマンが相手DFをかわして流し込み、ボルシアMGが試合を振り出しに戻した。
勢いに乗ったボルシアMGは78分に逆転に成功。ヨナス・ホフマンが放った左コーナーキックがエリア内中央で高く浮くと、シャルケのGKアレクサンダー・シュヴォロウはキャッチを試みる。しかし、味方との連携ミスでまさかのファンブル。このミスをテュラムが逃さず、右足で叩き込んだ。
このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、シャルケにビッグチャンスが到来。敵陣右サイドで得たフリーキックで中央へのクロスボールを選択すると、途中出場のパトリック・ヘアマンの手に当たる。VARの結果シャルケにPKが与えられた。このPKをマリウス・ビュルターが冷静に沈め、土壇場で同点ゴールを記録している。
試合はこのままタイムアップ。吉田、板倉ともにフル出場を果たした一戦は、ドローで終了した。次節、シャルケは20日にヴォルフスブルクと敵地で対戦する。一方、ボルシアMGは19日にヘルタ・ベルリンをホームに迎える予定だ
【スコア】
シャルケ 2-2 ボルシアMG
【得点者】
1-0 29分 ロドリゴ・サラサール(シャルケ)
1-1 72分 ヨナス・ホフマン(ボルシアMG)
1-2 78分 マルクス・テュラム(ボルシアMG)
2-2 90+3分 マリウス・ビュルター (PK/シャルケ)