ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)所属の日本代表DF板倉滉(25)は、カタールW杯に参戦。シャルケ所属DF吉田麻也(34)とともに、守備陣の中心選手としてドイツ戦やスペイン戦勝利に貢献した。そんな板倉滉のパフォーマンスをボルシアMG監督も絶賛。シーズン後半戦での活躍を期待している。

 同選手は昨季に主力選手としてシャルケのブンデスリーガ昇格に貢献すると、今年7月にボルシアMGへ移籍。加入1年目の今季からいきなりセンターバックでレギュラーに定着していたが、9月12日のトレーニング中に左膝の内側側副靭帯を断裂。先月11日のボルシア・ドルトムント戦で復帰すると、カタールW杯ではグループリーグ全試合にフル出場していた。

 そんな板倉滉は、今週からボルシアMGのトレーニングに再合流。ボルシアMGのダニエル・ファルケ監督はドイツ紙『ビルト』のインタビューに応じた際、W杯における同選手の活躍について「カタールW杯は、彼に良い影響を与えた。我々にとっても良いことなんだ」とコメント。

 「シーズン前半、すでに板倉滉は我々のために本当によくやってくれている。彼の負傷離脱前まで、我々はブンデスリーガで最高の守備を見せていた。彼にはアグレッシブさがある。チームを引っ張るし、引っ張りたいと思っているんだ」と語るなど、同選手に賛辞を送っている。

 また『ビルト』は指揮官のコメントをうけて「板倉滉の復帰による喜びは大きい。シーズン後半戦に再び良いパフォーマンスを見せ、今季の目標達成に貢献するはずだからだ」と綴っている。

 なおイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は先月28日、ユベントスがカタールW杯における板倉滉のパフォーマンスに注目していると報道。センターバックのみならず中盤でのプレーが可能な点や、ボール保持時のプレーを高く評価しているが、ボルシアMGの要求額は1200万ユーロ(約17億2000万円)~1500万ユーロ(約21億5000万円)と予想されている。