スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也(29)が、14日のリーグアン(フランス1部)第2節・クレルモン戦で復帰した。
伊東純也は先月末、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)KRCヘンクからスタッド・ランスへ完全移籍。加入翌日の練習試合・サッスオーロ戦でいきなり先発出場すると、前半19分にロングカウンターの局面で右サイドからドリブルで駆け上がり、グラウンダー性のクロスを供給。ゴール前に走り込んできたオランダ人FWミッチェル・ファン・ベルヘン(22)のゴールをアシストしていた。
しかしハーフタイムでの交代を余儀なくされると、フランス紙『レキップ』は試合後に「イトウは内転筋に小さな問題を抱えている」とリポート。長期離脱の可能性も取りざたされていたが、『Madeinfoot』は今月5日に「クラブは鼠径部痛症候群の可能性を恐れていた。彼は休養期間を設けなくてはならないが、メディカルチェックには合格している」と報道。同選手の復帰が21日の第3節・ストラスブール戦になると予想していた。
ただスタッド・ランスのオスカル・ガルシア監督は、12日の記者会見で「翌日にはもっと詳しいことが分かる。彼がプレーできるかどうか、プレーできるとしたら何分プレーできるかを確認する予定だ」
「彼はメディカルチェックに合格しており、明日がトレーニングの初日となる。そのトレーニングでの動きを見た上で、彼を使うかどうか判断する」と同選手の早期復帰を示唆。すると13日発表のクレルモン戦招集メンバーで伊東純也の名前が含まれた。
負傷明けということもあり、指揮官は伊東純也の起用に慎重な姿勢を見せている。ただ試合展開次第では、クレルモン戦でリーグアンデビューを果たす可能性が考えられる。