元日本代表MF香川真司(33)ら擁するシント=トロイデンVV(STVV)は、元日本代表FW岡崎慎司(36)獲得の可能性が取りざたされている。その中、日本代表FW林大地(25)の長期離脱が確実となったようだ。15日、ベルギー紙『Het Belang Van Limburg』が伝えている。
東京五輪出場の経験を持つ林大地は、昨季途中から前線2トップの一角でレギュラーに定着。今季も開幕から2試合つづけてゴールをあげるなど、絶対的ストライカーとして周囲から期待を寄せられていた。
そんな林大地は今月14日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第4節・アンデルレヒト戦で先発出場したが、相手選手とのコンタクトプレーで負傷。前半40分での途中交代を余儀なくされていた。
すると『Het Belang Van Limburg』は同選手の怪我について「アンデルレヒト戦でハーフタイム前に足首を捻挫した林大地は、数週間の離脱が見込まれる。彼は左足首の靭帯を痛めており、現在松葉杖をついている。今週末にMRI検査を受ける予定だ」とリポート。靱帯損傷の可能性があると見解を述べている。
一方でSTVVの練習には、今月8日から岡崎慎司が参加。クラブがFW原大智(23)の再獲得を望んでいることもあり、今月15日時点では正式契約に至っていない。
ただSTVVは昨季終了後に原大智やFWジョアン・クラウス(25)、コンゴ民主共和国代表FWネルソン・バロンゴ(23)など複数選手が退団。ドイツ3部インゴルシュタットからFWファティ・カヤ(22)やFWジャンニ・ブルーノ(30)を獲得したが、今季ここまで4試合で2得点と攻撃陣のクオリティ不足を露呈している。
そのため、今季ここまで全得点を叩き出していた林大地の長期離脱をうけて、STVVが岡崎慎司の獲得など緊急補強に動く可能性は十分に考えられる。