SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(24)が、FIFAワールドカップ・カタール大会におけるドイツ代表、スペイン代表撃破への思いを語った。16日、米メディア『ESPN』が同選手のコメントを伝えている。

 堂安律は昨年、MF久保建英(21)らとともに東京五輪男子サッカー競技に出場。U24日本代表の中心選手として活躍した一方、カタールW杯アジア最終予選ではFW伊東純也(29)の活躍もあり全10試合中2試合の出場に終わった。

 それでも今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022で再び日本代表に招集されると、全4試合出場で2アシストとアピールに成功。新天地のSCフライブルクでも好調を維持しており、カタールW杯の日本代表メンバー入りへ近づいている。

 そんな堂安律は『ESPN』のインタビューに対応。「ワールドカップがどんなものか、想像もつかないです。子供のころの最大の夢でしたからね」と切り出すと「国を背負ってプレーすることがとても名誉ですし、日本代表のシャツを着るたびに、自分自身と家族を誇りに思っています」

 「もしW杯日本代表のメンバーに入れたら、素晴らしい1年になりますし、あの舞台でゴールを決めたらもっと良いですね」

 「今は自分を奮い立たせて、W杯日本代表のメンバーに選ばれるように努力しています。W杯の舞台がどんな景色なのか、ピッチからスタンドを見てどれほど美しい光景なのか、言えるようになりたいですからね」とW杯出場への意気込みを語る。

 そしてグループリーグで強豪のドイツ代表やスペイン代表と対戦することについては「もちろん、ドイツやスペインはビッグネームです。ただ、僕たちはポジティブな姿勢を保つ必要があります」

 「W杯開幕までの3、4カ月で(チームの)質は大きくは変わらないので、国のためにサプライズを起こすことを考えなければいけません」

 「ただメンタリティは変わります。自分たちの気持ちをコントロールしてベストを尽くす必要がありますし、きっと何か特別なことを成し遂げられると思っていますよ」と語った。