ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫(25)は、今月13日にプレミアリーグでデビュー。同選手のクオリティやチームに与える影響をチームメイトが絶賛した。16日、イギリス・ブライトンアンドホーブの地元紙『アーガス』が伝えている。

 三笘薫は先月、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)でのレンタル期間を終えてブライトンへ復帰すると、プレシーズンマッチで持ち前のドリブル突破を何度も披露。今月7日のプレミアリーグ開幕節・マンチェスター・ユナイテッド戦で出番がなかったが、13日の第2節・ニューカッスル・ユナイテッド戦でデビューを飾っている。

 そのニューカッスル戦では後半30分からピッチに立つと、左サイドから複数回チャンスを演出。40分にはイングランド代表DFキーラン・トリッピアー(31)をドリブルで抜き去り、ペナルティエリアに侵入。ゴール前にパスを供給するなど、相手守備陣に脅威を与えていた。

 三笘薫はすでに地元メディアやサポーターから支持を得ている。またブライトンのグラハム・ポッター監督もニューカッスル戦後に「いいプレーができたし、まだまだこれからだ。彼は相手のサイドバックに問題を起こすし、ドリブル突破の能力もある。そうした彼のクオリティは、確かに我々が必要としているものだ」と同選手を称えていた。

 その中、ブライトン所属のドイツ人MFパスカル・グロス(31)が『アーガス』のインタビューに対応。チームメイトの三笘薫について聞かれると「彼はスピードがあり、一対一の勝負に強い。素晴らしい資質を兼ね備えており、ハードワークもするんだ」

 「(ニューカッスル戦で)彼が出場したけど、僕が毎日見ているようなクオリティを発揮していたね。彼が一対一の勝負に強いことは分かっていたし、彼のドリブル突破に備えて僕は中央にポジションをとっていたよ」とニューカッスル戦でのパフォーマンスも含めて高く評価している。

 くわえて三笘薫加入によるチーム全体への影響について聞かれると「彼のデビューによって、僕が以前から話していたことが起こったね」

 「選手全員がトーレニングでハードワークしているから、(三笘薫のように)みんな状態が良いんだ。僕たちは同じレベルでトレーニングをしていて、お互いを刺激し合っている。誰が試合に出てもいいことは分かっているよ」と語った。