スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也(29)が21日、リーグアン第3節・ストラスブール戦で移籍後初めて先発出場。ゴールこそ決められなかったものの、フランス紙『レキップ』が同選手のパフォーマンスを高く評価している。
伊東純也は先月末、ベルギー1部KRCヘンクからスタッド・ランスへ完全移籍。加入翌日の練習試合で内転筋を痛めたが、今月14日の第2節・クレルモン戦で復帰していた。
そしてストラスブール戦では、「3-4-1-2」における前線2トップの一角で先発出場。前半3分にFWフォラリン・バログン(21)へのスルーパスで決定機を演出すると、前半終了間際に相手GKと1対1の局面を迎えるが、シュートを阻まれる。
後半11分にはカウンターの局面で一気に攻め上がり、左サイドからのクロスに頭で合わせるも、相手GKのセーブに遭う。その後も再三にわたりチャンスを作ったが、移籍後初ゴールはお預けに。後半アディショナルタイムの45+4分に途中交代となっている。
ただ『レキップ』は「フォラリン・バログンと伊東純也、美しき二人組」と見出しをうち、伊東純也とバログンの前線2トップコンビを高評価。「スタッド・ランスに加入したばかりの伊東純也は、約束された才能を見せたに過ぎない。攻撃陣のフォラリン・バログンとコンビを組む中、この日本人は新天地での初ゴールを4度狙ったが、いずれもバログンがチャンスを演出している」
「この2人はストラスブールのディフェンス陣に脅威を与えた。前半4分には伊東純也のクロスにより、バログンがゴールを決めたと思ったが、オフサイドポジションで無効とされた」と綴っている。
なおストラスブール所属の日本代表GK川島永嗣(39)は、ベンチ入りしたものの出番はなかった。またスタッド・ランスはストラスブール戦で1-1の引き分けに終わり、開幕からの3試合で1分2敗としている。