【プレミアリーグ】ウェストハム0-2ブライトン(日本時間8月21日/ロンドン・スタジアム)

 ブライトンに所属する日本代表・三笘薫のライバルでベルギー代表・トロサールが決めた今季初ゴールに視聴者は「うめええええ」「この選手めっちゃええな」と熱狂。と同時に、三笘とポジションを争う選手の活躍だけに「出番がなくなる……」と事態は複雑だ。

【映像】三笘のライバルが電光石火で今季初得点

 わずか7秒で決めた、電光石火の一撃だった。ブライトンが1ー0とリードして迎えた66分、ハーフウェーライン付近でボールを持ったアルゼンチン代表・マクアリスターが、ゴールを背にしてバックステップを踏むグロスへ縦パスを送ると、右足アウトでわずかにボールに触れてコースを変える“フリック”で中央のスペースへ。そこに抜け出してきたトロサールが相手GKとの1対1を冷静に決めて、今季初ゴールをマーク。まるで全員の思考が共有されているかのような、超高速かつ華麗なコンビネーションだった。

 このゴールにはファンも「トロサールがいい抜け出し」「あのフリックすげえな」と興奮し、試合を解説したベン・メイブリー氏も「グロスのタッチが良かった。巧みにボールを“擦らす”だけで裏に送って、トロサールが1対1。(シュートも)さすが、鋭いフィニッシュでしたね」と絶賛した。

 と同時に、この得点を複雑な気持ちで目撃したファンも多そうだ。2ー0とリードを広げたことで、コメント欄は「これは三笘の出番ないなぁ……」と諦めムード。それどころか、「トロサールとのスタメン争いはなかなか厳しい」「ポジション奪うのは不可能だ」「今シーズンは我慢するしかない」と、今後の出場機会を心配する声も。

 試合は2ー0でブライトンが勝利し、暫定5位に浮上。チームが躍進を続けるなかで、果たして三笘は“定位置”を確保できるのか──。
(ABEMA/プレミアリーグ)