【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド2-1リヴァプール(日本時間8月23日/オールド・トラッフォード)

 30年ぶり最下位スタートに怒りがピークに達した。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターグループが、オーナーであるグレイザー家の退任を求めて試合前にデモ活動を実施。想像を遥かに超える参加者の多さに、「抗議がえぐい」と視聴者も騒然となった。

【映像】想像を絶する規模で行われたデモ

 開幕から低調な戦いが続くマンチェスター・U。開幕戦はブライトンに1-2で敗れ、続くブレントフォード戦は0-4の完敗を喫して2連敗。30年ぶりにリーグ最下位に沈むなど、厳しい状況を迎えていた。

 チームの不甲斐ない戦いに、サポーターの怒りが爆発。その矛先はクラブのオーナー、グレイザー家に向けられた。『デイリー・ミラー』など地元紙によると、22日にオールド・トラッフォードで行われるリヴァプール戦で、マンチェスター・Uのサポーターグループが大規模なデモ活動を行うと報道。最悪の場合は、試合が延期されると伝えていた。

 実際、試合前に抗議活動が行われ、サポーターグループ『the1958』を中心に多くのファン・サポーターがデモ活動に参加。「消極的な補強」「不透明なクラブビジョン」に対する不満を“過激な”行動で示した。

 その様子が映し出されると、あまりの人の多さにABEMAの視聴者も「これはイギリスっぽい」「抗議がえぐい」「まるでフーリガン」とコメントが並んだ。

 そうしたなかで、試合はかろうじて開催。イングランド代表・サンチョと同国代表・ラッシュフォードのゴールで2-1とし、リヴァプールとのノースウェスト・ダービーを制した。3試合目で手にした初勝利にサポーターも歓喜し、デモ活動が遠い昔のことのようにスタジアムには大歓声が響いていた。(ABEMA/プレミアリーグ)