明治安田生命J1リーグ・柏レイソルからゴイアスへレンタル移籍中のブラジル人FWペドロ・ハウル(25)が、ブラジル代表チッチ監督からの称賛に反応。FIFAワールドカップ・カタール大会出場への意欲を見せた。25日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

 ペドロ・ハウルは柏レイソルで構想外となり、今年1月末にゴイアスへレンタル移籍。今季ここまでブラジル1部で23試合中20試合に先発出場し、12ゴールをマーク。ブラジル1部の得点ランキング2位につけるなどブラジル国内屈指のストライカーとして注目を浴びている。

 その中、ブラジル代表のチッチ監督はブラジルのサッカー専門YouTubeチャンネル『3 na Area』の番組内で「ペドロ・ハウルはゴイアスでコンスタントにプレーしているし、もう12ゴールをあげている」

 「他のクラブよりもはるかに投資額の少ないゴイアスだからこそ、ゴイアスでクレイジーなゴールを決める選手は評価される。ペドロ・ハウルは“アップデートされたフレッジ”なんだ」と絶賛。

 2006年のドイツW杯ブラジル代表メンバーであり、先月11日に現役引退を表明したフルミネンセ所属FWフレッジ(38)と比較したことが現地で話題を呼んでいた。

 このチッチ監督のコメントに対して、ペドロ・ハウル本人は「とてもうれしかったね。今シーズンの良い出来が認められたと思っているよ。僕は今、とてもいい時期を過ごしている。このために一生懸命頑張ってきたんだ」

 「もしチッチが僕をブラジル代表招集に値する選手だと考えたら、できる限り協力するつもりだ。僕のキャリアの中で最高の瞬間だね。今までも偉大なことを成し遂げたと思っているけど、まだ頂点を目指しているよ」と『グローボ』のインタビューを通じてコメント。

 「(ブラジル代表でのプレーは)サッカーを始めたら、誰でも夢見るものだよ。僕も子供のころはテレビでブラジル代表の試合を見ていたし、いつも代表入りやワールドカップ出場を目指していた。僕もいつか、努力を重ねてこの大きな夢を叶えたいね」と意気込みを語った。

 なおブラジル代表は9月下旬にガーナ代表やチュニジア代表と対戦する。今年11月にカタールW杯を控える中、ペドロ・ハウルがブラジル代表メンバー入りを果たすかどうか注目が集まる。