ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実(27)は今月28日、リーグアン第4節・パリ・サンジェルマン(PSG)戦で途中出場。自らのボールロストから同点ゴールを許すなど、またしても本来のパフォーマンスを発揮できなかった。そんな南野拓実に対する印象を、元日本代表監督フィリップ・トルシエの通訳を務めていたフローラン・ダバディ氏さんが述べている。

 南野拓実は今年6月にリバプールからモナコへ完全移籍したが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦・PSVアイントホーフェン戦の2試合に右サイドハーフで先発起用されると低調なパフォーマンスを露呈。2ndレグでは、フランス紙『レキップ』から10点満点中2点とチーム内ワーストの評価を与えられていた。

 また20日の第3節・RCランス戦では加入後初めて左サイドハーフで先発出場。リーグアンでのデビューを果たしたが、ほとんど見せ場を作れず55分で途中交代となり、フランスメディアから再びチーム内最低評価を与えられていた。

 そんな南野拓実は、PSG戦で後半19分から出場。しかし出場直後に敵陣でボールを奪われ、PSGがカウンターを発動。PSG所属のブラジル代表FWネイマール(30)がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得し、ネイマール自らPKを決めている。その後モナコはPSGの攻勢に耐えて、1-1で試合を終えている。

 ダバディ氏は29日午前、自身のツイッターアカウントを更新。PSG戦における南野拓実のパフォーマンスについて「南野拓実選手は途中出場のタイミングにアピールをするチャンスでしたが、パリサンジェルマンの守備陣たち(の強烈なフィジカル)とのデュエルに当たり負け、目立ちませんでした」と酷評。

 その上で「ASモナコの中盤は良くなっている中、水曜日のホームゲームにもう一度チャンスをもらえるのでしょうか」と綴っている。

 なおモナコは来月1日にトロワとの一戦を控えている。加入後ここまで結果を残せていない南野拓実に対する風当たりが強まっている。