ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実(27)は1日、リーグアン第5節・トロワ戦で移籍後初アシストをマーク。しかし、現地メディアから再び低評価を与えられている。
南野拓実は今年6月にリバプールからモナコへ完全移籍したが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦・PSVアイントホーフェン戦の2試合に右サイドハーフで先発起用されると低調なパフォーマンスを露呈。2ndレグでは、フランス紙『レキップ』から10点満点中2点とチーム内ワーストの評価を与えられていた。
また20日の第3節・RCランス戦では加入後初めて左サイドハーフで先発出場。リーグアン(フランス1部)デビュー戦で見せ場を作れず途中交代となり、フランスメディアから再びチーム内最低評価を与えられていた。
さらに28日の第4節・PSG戦では後半19分からピッチに立ったが、出場直後に敵陣でボールを奪われて失点に関与。PSGは南野拓実のボールロストからカウンターを仕掛けると、ブラジル代表FWネイマール(30)がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。ネイマール自らPKを決めて同点に追いついていた。
そんな南野拓実はトロワ戦で再び先発出場。「3-4-3」の右ウイングでプレーすると、10分に自身のコーナーキックから先制ゴールをアシスト。ペナルティエリア内のDFギジェルモ・マリパン(28)が直接頭で合わせてゴールネットを揺らしている。
ただ南野拓実は先制ゴールをアシストした後にチャンスをほとんど演出できず、モナコも1-2で前半を終了。ハーフタイムで途中交代となり、チームも2-4で敗れている。
フランスメディア『Get French Football news』は試合後、南野拓実に対して10段階中「4」とチーム内最低評価を与えている。
そして同選手について「元リバプール所属選手である南野拓実は、モナコに移籍して以来、まだ足取りを掴んでいない。初アシストをマークしたものの、オープンプレーではチームメイトと歩調が合わなかった」
「特にブレール・エンボロとウィサム・ベン・イェデルの注意を逸脱し、パスミスを犯した。ハーフタイムで途中交代を余儀なくされており、加入以降まだフル出場していない」と、連携面での課題を指摘した。