レアル・ソシエダは日本時間9日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。そのマンチェスター・ユナイテッドが日本代表MF久保建英(21)を警戒しているかもしれない。

 久保建英は7月19日にレアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍。先月15日のラ・リーガ開幕節・カディス戦でいきなりゴールをマークすると、その後のリーグ戦2試合でも「4-3-1-2」の前線2トップの一角で先発出場していた。

 ただ今月3日のラ・リーガ第4節・アトレティコ・マドリード戦で今季初めてベンチスタートに。それでも71分から元スペイン代表MFダビド・シルバ(36)にかわって出場すると、スルーパスやドリブルからチャンスを演出するなど存在感を発揮していた。

 マンチェスター・ユナイテッドは6日、クラブ公式サイトにてレアル・ソシエダ戦の特集記事を掲載。レアル・ソシエダの注目選手として「元マンチェスター・シティのダビド・シルバは、36歳を迎えた今もなおチームのクリエイティブな支柱である。23歳のマルティン・スビメンディは、ヨーロッパのトップクラブから誘いを受けており、つねに存在感を示している」

 「日本代表の久保建英は、ラ・リーガのクラブへ数シーズンレンタル移籍した後、レアル・マドリードから完全移籍で加入している。さらにRBライプツィヒからレンタル移籍により加入したアレクサンデル・セルロートや、ウマル・サディクが攻撃陣に大きな存在感を与えている」と記し、久保建英にも言及している。

 久保建英は同じく新加入選手であるU21フランス代表FWモハメド=アリ・チョ(18)、ナイジェリア代表FWウマル・サディク(25)、ノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロート(26)とのポジション争いが予想されている。そんな久保建英がマンチェスター・ユナイテッド相手に本来のパフォーマンスを発揮できるか注目が集まる。