アーセナルに所属するブラジル人FWマルキーニョスが現地メディアの高い評価を得ているようだ。
ヨーロッパリーグ(EL)・グループA第1節が8日に行われ、アーセナルは敵地でFCチューリッヒ(スイス)と対戦。16分にマルキーニョスのゴールで先制したアーセナルは、前半終了間際にPKで同点に追いつかれるも、61分にマルキーニョスのクロスにエディ・エンケティアが頭で合わせ勝ち越しに成功。2-1の勝利でEL初戦を白星で飾った。
アーセナルでのデビュー戦で1ゴール1アシストの活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献したマルキーニョス。イギリスメディア『フットボール・ロンドン』はその活躍を高く評価し、同選手にチーム最高タイとなる10点満点中「8」点を付けた。
寸評では「マルキーニョスはデビュー戦で、1ゴール1アシストというこれ以上ない出来だった。これまで出場機会に恵まれなかったブラジル人にとって完璧なスタートとなり、出場機会を意義のあるものにした」と絶賛した。
また、DFの一角としてフル出場を果たした日本代表DF冨安健洋は「7」点の評価が付けられた。同選手に対する寸評は「試合を通して堅実なプレーを見せた。攻撃面ではあまり貢献できなかったが、DFラインでの彼の信頼性によりアーセナルはプレッシャーを維持することができた」となっている。
なお、『フットボール・ロンドン』のその他のアーセナルの選手に対する評価は以下の通りとなっている。
■マット・ターナー
採点:5
自信に満ちたデビューではなかった。後方からのプレーでボールを奪われ、FCチューリッヒにゴールを許しそうになった。クロス処理の際に少し慌てているようにも見えた。
■ロブ・ホールディング
採点:7
今シーズン初の90分間のプレーで堅実なプレーを披露した。空中戦に勝利し、ブロックをつくなど、典型的なロブ・ホールディングのプレーでDFラインを統率した。
■ガブリエウ・マガリャンイス
採点:7
バックパスのミスでGKターナーがピンチに陥ったが、それを除けば良いパフォーマンスだった。この試合で先発出場したことは、ミケル・アルテタ監督からの信頼の証だろう。
■キーラン・ティアニー
採点:8
今季のベストパフォーマンス。内側にうまく入り込み、果敢なディフェンスと積極的な攻撃参加を見せた。アーセナルの左サイドバック(SB)のスタメン争いを彼はまだ諦めていないだろう。
■アルベール・サンビ・ロコンガ
採点:7
4-2-3-1のフォーメーションで中盤の底を固めた。積極的にボールを供給し、守備でも何度か良い対応を見せた。
■グラニト・ジャカ
採点:7
キャプテンとして安定したプレーを見せた。攻撃をサポートし、ロコンガを助けながらプレーした。ミケル・アルテタ監督としてはこれ以上中盤の戦力を失うわけにはいかないので、彼の状態は少し心配だ。
■ファビオ・ヴィエイラ
採点:7
ボール回しへの関与は良かったものの、危険なエリアでのパスミスも見られた。セットプレーでももっと良いプレーができたはずだった。
■ガブリエウ・マルティネッリ
採点:7
アーセナルの攻撃の中心である左サイドで終始動き回り、相手の陣形やディフェンスに問題を生じさせた。
■エディ・エンケティア
採点:8
最近パフォーマンスがとても良くなっているように見える。PKによる失点後は頭を下げていたように見えたが、そこからうまく立ち直り、重要なゴールを決めた。
■オレクサンドル・ジンチェンコ(途中出場)
採点:なし
出場時間が短かったため、試合に影響を与えず
■ブカヨ・サカ(途中出場)
採点:なし
出場時間が短かったため、試合に影響を与えず
■マルティン・ウーデゴーア(途中出場)
採点:なし
出場時間が短かったため、試合に影響を与えず
■ガブリエウ・ジェズス(途中出場)
採点:なし
出場時間が短かったため、試合に影響を与えず