ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(9月7日放送)において、川島永嗣が、ワールドカップへかける想いを激白。自身4度目のW杯出場を前に、連続出場を果たした過去の3大会を振り返った。

【映像】川島、W杯で経験した栄光と挫折

コメンテーターで出演した元日本代表DF中澤佑二氏に「僕のミスから危ないところをよく止めてくれた心強い選手」と絶賛された川島。日本代表の守護神、GKの川島永嗣は2010年・南アフリカ大会。大会直前に川口能活や楢崎正剛との争いを制し、正ゴールキーパーに抜擢されると、スーパーセーブを連発するなど決勝トーナメント進出に大きく貢献した。

しかし、「絶対的守護神」として出場した2014年ブラジルW杯では、グループステージで2敗を喫し敗退。川島は「得たもので言うと、ブラジルはないですね。あれだけ失望感を味わったものもないですし、自分たちがやってきたことが、こんなにも簡単に崩れてしまうのか……」と振り返った。

それでも「前に進まなければ」という教訓を得た川島だったが、その後の4年間は欧州での所属チームを失い代表の座も危うい時期を過ごすなど逆境との戦いだった。そんな中でつかんだ2018年ロシアW杯(ラウンド16でベルギーに敗退)では光明が見えたという。

「敗退の仕方で言うと、より希望が見えた大会だったと思います。もっとこうすればベスト8に行けたとか、本当の意味で日本はもう一歩上に行くために非常に大きな経験ができた」。過去3大会の経験を生かして川島はカタールに臨む。