アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋(23)は8日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節・FCチューリッヒ戦でフル出場。好パフォーマンスを発揮したことにより、サポーターからレギュラー再定着を求める声が多く上がっているようだ。10日、アーセナルの専門サイト『Gooner News』が伝えている。
冨安健洋は昨年8月にボローニャからアーセナルへ完全移籍。プレミアリーグ挑戦1年目の2021/22シーズンから右サイドバックでレギュラーに定着していたが、今年1月以降は右ふくらはぎなど複数箇所を負傷により戦線離脱を余儀なくされていた。
そして今季は開幕から出遅れると、プレミアリーグ第2節・レスター戦以降はリーグ戦全試合で途中出場。センターバックが本職であるイングランド代表DFベン・ホワイト(24)に、右サイドバックのレギュラーを奪われている。
それでもFCチューリッヒ戦で今季初めてスタメンに名を連ねると、安定したパフォーマンスを披露。無失点での勝利に大きく貢献し、現地メディアから高評価を与えられている。
その中、『Gooner News』は「トミヤスはあまり前に出ることはなかったが、守備面では非常に堅実だった。何度も負傷した後、コンディションがピークに戻ったように見えた」と同選手のパフォーマンスを絶賛。
「ツイッターではサポーターがトミヤスを賞賛しており、リーグ戦でベン・ホワイトよりもトミヤスを右サイドバックで先発起用すべきだという意見もある」と記し、「フィットしている間は、めったに失望しないね」、「トップパフォーマンスだ!」、「ホワイトよりもはるかに良い。なぜトミヤスがベンチなのか俺には分からないね」といったツイッター上でのコメントを紹介している。
なおエリザベス女王崩御にともない、今週末に予定されていたアーセナル対エバートンは延期に。アーセナルは今月15日にELグループステージ第2節・PSVアイントホーフェン戦に臨む。コンディションが上向いてきただけに、冨安健洋の今後の起用法に注目が集まる。