かつて明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪でプレーしていた元U20日本代表FW中村敬斗(22)は、オーストリア1部LASKリンツでブレイクを果たしている。それだけに日本国内からは同選手のFIFAワールドカップ・カタール大会日本代表メンバー入りを望む声が沸き起こっている。
中村敬斗は2018シーズンから1年半にわたりガンバ大阪でプレー。2019年7月にオランダ1部トゥウェンテへのレンタル移籍により海外挑戦を果たすと、シント=トロイデンVV、オーストリア2部FCジュニアーズOÖをへて昨年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍している。
そのLASKリンツでは昨季、リーグ戦22試合の出場で6ゴールをマーク。そして今季はここまで公式戦10試合9試合で先発出場。8ゴール5アシストをあげ、左ウイングでレギュラーに定着。今月11日のオーストリア1部リーグ第8節・アウストリア・ルステナウ戦では3試合連続となるゴールをマークした。
そんな中村敬斗は2017年、U17日本代表の一員としてFIFA U17ワールドカップに出場。2019年にはFIFA U19ワールドカップの舞台に立っていたが、A代表招集歴はない。
しかしオーストリアで好調を維持していることもあり、ツイッターでは「中村敬斗代表入りあるぞ!」、「代表招集されないかな」、「代表入り見えてきた」といった声が上がっている。
ただ一方で「森保は結果を出している選手を代表に呼ぶべき」、「森保は中村敬斗を呼ばないだろうな」、「森保は固定メンバー好きだからな」、「森保は中村敬斗を知らないだろうな」と、カタールW杯直前での代表入りが厳しいとの見方も広まっているほか、日本代表率いる森保一監督への批判も噴出している。
なお日本代表はドイツ国内での強化試合開催が決定。今月23日のアメリカ戦、27日のエクアドル戦2試合にむけた招集メンバーを今週にも公式発表するとみられる。オーストリアで躍動する中村敬斗のサプライズ選出に対する期待が高まっている。