フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠がマルセイユ戦を振り返った。13日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループD第2節が13日に行われ、フランクフルトは敵地でマルセイユと対戦。試合は43分のイェスパー・リンドストロムのゴールが決勝点となり、フランクフルトが今季CL初勝利を飾った。

 3バックの一角としてフル出場を果たした長谷部は、攻守に渡って安定感のあるプレーを披露。データサイト『sofascore』によると、長谷部はマルセイユ戦で、地上でのデュエル勝率約70パーセント、空中でのデュエル勝率100パーセント、パス成功率76パーセントなどの好スタッツを記録。10点満点の採点で7.1点という高評価を得ている。

 38歳238日にして13年ぶりのCLスタメン出場を果たした長谷部。データサイト『Opta』によると、これはドイツクラブ所属のフィールドプレーヤーとしては、元ドイツ代表MFローター・マテウス氏に次いで2番目に高い年齢でのCLスタメン出場記録となったという(マテウス氏の記録は38歳353日)。長谷部は「38歳になってもCLでプレーできるというのはとても誇らしいことです。でも、個人の成績についてはそれほど重要ではありません。チームとして獲得した勝ち点がとても重要です」とコメントしたうえで、次のようにマルセイユ戦を振り返った。

「自分に与えられた役割をしっかりと果たすことができました。とても嬉しい気持ちです。3バックとしてプレーし、少し深い位置で構えました。2、3回のピンチを除けば、相手に多くを与えませんでした。しっかりとゲームプランを実行したからこそそういった展開に持ち込むことができました。このスタジアム(マルセイユの本拠地)でこのようなパフォーマンスができたことは、僕たちの今のメンタリティを物語っていると思います」

 次節は10月4日に行われ、フランクフルトはホームでトッテナムと対戦する。プレミアリーグの強豪相手に長谷部はどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。