ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(ABEMAで配信中)において、伊東純也がワールドカップへかける想いを激白。「イナズマ」の異名をとるまでになった快速ドリブラーの実力を元日本代表の中村憲剛氏が語った。

【映像】「イナズマ」の異名をとるまでになった快速ドリブラーの素顔
 
ワールドカップ最終予選では日本歴代最多タイとなる4試合連続ゴールを挙げた伊東は、50メートル5秒台の快足を武器とするドリブル突破が持ち味で、ついた異名は「イナズマ」。森保ジャパンの窮地を救った男について、中村氏は「マイペースな選手」と分析する。

「(現役時代には)対戦相手としては何回も彼と対戦しているのですけれど、マイペースなのかなっていうのはインタビューを見ていて感じる。」(中村氏)。さらに、「自分をしっかり分析、客観視できている。足の速い選手はいっぱいいるんですよJリーグでは。その中でもダントツで早かった。初速もそうだし、ちょっと長い距離も、30メートルもそうだし! どの距離でも速い人は多くない中で伊東選手は全部早かった」と快足ぶりに驚いていた。
 
中村氏の言葉通り、自身でも「マイペース」だと語る伊東。それは、4年前のワールドカップロシア大会を伊東自身が、どういう気持ちで見ていたのかにもあらわれる。
 
「自分は国内組の代表には入っていても当落線上ってわけではなくて、入りたてだったのでワールドカップには行けなかったのですけれど、素直に応援していました」と淡々と語る伊東には、選考から漏れた悔しさはなかったようだ。印象に残った試合を聞かれると「乾君(乾貴士)がゴールを決めたシーンは印象に残っています。ベルギーに負けて悔しかったですが、良い戦いができていた」と冷静に語った。
 
あれから4年。今の自身の姿は「想像できなかったですね」と笑ってコメントする伊東が日本代表の右サイドで快足を駆使して、突破を決めるシーンこそが日本躍進のカギとなる。