ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(ABEMAで配信中)において、伊東純也がワールドカップへかける想いを激白。無名だった伊東が、サッカー日本代表で結果を残す契機と海外挑戦を語った。
【映像】高校まで全国大会の経験や選抜歴もなく無名だった
高校まで、全国大会の経験や選抜歴もなく無名だった伊東が、メキメキ頭角をあらわしたのは大学時代。2013年、神奈川大3年時に関東大学サッカー2部リーグで得点王に輝く。翌年にはアシスト王、2年連続(13、14年)でベストイレブンにも選出されプロスカウトの目にとまった。15年、ヴァンフォーレ甲府(当時J1)へ加入し、翌年には柏レイソルへ移籍。そして18年、森保ジャパンの初陣コスタリカ戦に招集されると、途中出場で終了間際に代表初ゴールを決めた。
伊東は「5分しか出られなかったですし、少ない時間で結果を残したから今がある。代表に生き残ることを考えてやっていましたし、結果を出さないと代表をすぐ外されてしまうという印象でしたね」
代表デビューの翌年には、初めて海外挑戦した伊東。代表で生き残っていく上での大きな決断だった。そして19年、ベルギーリーグKRCヘンクへ移籍。1年目からヨーロッパのカップ戦に出場し、さらにチームのリーグ優勝にも貢献するなど常に結果を出してきた。
「あのタイミングで海外に出てチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出て自信を高めていけたのはあるかもしれない」(伊東)
代表入りで芽生えた気持ちもある。「最初は試合に出られない悔しさっていうのはやっぱり一番あって。前線はいい選手が多いですし、常にいいプレーをしないと危ないとは思っていますね」(伊東)。欧州の選手が練習1時間前からジムに入るなどストイックな姿を見て、プロフェッショナルな意識に目覚めたと海外のハードな環境に身を置くことで得たものを語った。