今の勢いで代表に合流すれば面白い
ワールドカップ・カタール大会開幕が近づいているが、今ホットなFWといえばパリ・サンジェルマンが抱えるMNMだろう。
アルゼンチン代表のリオネル・メッシ、ブラジル代表のネイマール、フランス代表のキリアン・ムバッペ。この3人が引っ張る代表チームは、いずれもカタール大会で優勝を狙えるだけの力を持っている。MNMの中からワールドカップ王者が出る可能性も高いのではないか。
ムバッペは昨季も安定した活躍を見せていたため、今のパフォーマンスにも驚きはない。しかしネイマールとメッシは別だ。ネイマールはパリ加入後最高ではないかと思うほどのパフォーマンスを披露しており、リーグ戦では8ゴール6アシスト、チャンピオンズリーグの方でも1ゴール1アシストと手がつけられない。ここまでの開幕ダッシュは想定外だ。
メッシは昨季リーグ・アンへの適応に苦しんだところがあったが、2年目の今季は明らかに動きが違う。しっかりと合わせてくるあたりはさすがだ。
米『ESPN』は今季のメッシについて「35歳を迎えたメッシが10年前のプレイをするのは難しいが、今の彼がベストに近いプレイをしているのは確かだ。創造性はもちろん、狭いスペースでのドリブルは相変わらずキレがある」と評価。若い頃のようにスピードでぶっちぎるプレイは難しいが、チャンスメイク力は衰えていない。
ネイマールとメッシのパフォーマンスは想像を超えてきたところがあり、彼らがカタール大会に照準を合わせているのは間違いない。ネイマールとメッシにはワールドカップ優勝経験がなく、その夢が今の彼らのパフォーマンスを支えている。
2人に共通するのはチャンスメイカー色が強くなっているところで、またブラジル代表とアルゼンチン代表では頼りになる若手アタッカーも出てきている。守備も安定しており、優勝候補と言っていいだろう。MNMの3人がカタールの地でも主役となるのか非常に楽しみだ。