直前でのGK起用はあるか

日本代表のメンバーが発表され、GKでは権田修一、シュミット・ダニエル、川島永嗣、谷彰生が選ばれた。1人しか立つことが許されない正守護神の座につくのが誰になるのか、直前まで争いは行われるだろう。

FIFAワールドカップのアジア最終予選では権田修一がスタメンとして活躍。序列としてもっとも高いが、高身長でベルギーで主力となるシュミットや東京オリンピックの正GKである谷のたたき上げもあるだろう。そして本大会に招集となれば4度目のワールドカップとなる川島の経験値は、日本代表にとって大きな武器だ。

12年間日本代表のGKとしてゴールマウスを守る川島だが、彼もW杯直前に先発の座をつかんだ1人だ。川島が初めて出場した2010年の南アフリカワールドカップでは、予選で川島の出場はなく、川口能活と楢崎正剛がスタメンを争っていた。南アフリカでの本大会でもどちらかがゴールマウスを守ると予想されていた中で、直前の国際親善試合で先発したのは川島だった。出場した2試合はどちらも敗戦したものの、コートジボワール、イングランドと強豪相手に好セーブを連発。本大会でもそのパフォーマンスを維持してベスト16進出に貢献した。

今大会でも権田が最有力とされるが、どのGKにもチャンスはあるはずだ。高いシュミットや谷にU-23、U-21日本代表にそれぞれ招集されたGKにも可能性はある。川島も4度目のゴールマウスを守るため、いいパフォーマンスを見せられるか。権田もそれに負けじと今試合でもアピールを続けていくことだろう。混戦模様のGK争いがこれから楽しみだ。