サークル・ブルッヘ所属のFW上田綺世(24)は17日、MF坂元達裕(25)擁するKVオーステンデとの一戦で今季2ゴール目を奪取。今月下旬にドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーに選出されていることもあり、SNSではFIFAワールドカップ・カタール大会出場を望む声が上がっている。

 上田綺世は今年7月1日、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。当初は本職ではないトップ下での起用がつづき物議を醸していたが、先月からトーゴ代表FWケビン・デンキー(21)との前線2トップコンビが定着。先月27日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第6節・ズルテ・ワレヘム戦で移籍後初ゴールをあげたものの、その後の2試合では結果を残せていなかった。

 その中で迎えた第9節・KVオーステンデ戦でも、デンキーとともに2トップの一角で先発出場。1-0で迎えた44分、味方選手のスルーパスに反応してゴール右脇の空いたスペースに飛び出すと、右足でゴールマウス左隅に流し込んだ。

 この上田綺世にツイッターでは「裏抜けのタイミング完璧」、「技ありナイスゴール!」という声が上がっているほか、「W杯メンバー入りあるぞ」、「9月の親善試合に期待できる」とカタールW杯出場待望論も沸き起こっている。

 ただサークル・ブルッヘは坂元達裕のアシストもあり後半に2点を返されると、2-2で試合を終えている。このサークル・ブルッヘの試合結果には「降格まっしぐら」、「来季、上田綺世はここにいないだろうな」といったコメントが寄せられている。

 なおサークル・ブルッヘは直近7試合で3分4敗と不振を極めており、18クラブ中17位に低迷。一方のKVオーステンデも今季ここまで3勝1分5敗と苦戦を強いられている。