■9月17日/ベルギー1部第9節 セルクル・ブリュージュ 2ー2 オーステンデ

 9月17日、ベルギー1部第9節の試合が各地で行われ、サッカー日本代表FW上田綺世が所属するセルクル・ブリュージュはオーステンデをホームに迎えた。

 上田綺世が、ついに“らしいゴール”を決めた。前半38分にFWケビン・デンキーが先制ゴールを決めて1点リードとした前半44分、上田が追加点を奪った。

 右サイドでMFディノ・ホティッチが相手に体を寄せられながらもボールをキープ。そして、中央を上がってきたMFファン・デル・ブルッヘンにパスを出す。ベルギー人MFがボールを持つや、ペナルティエリア内にいた上田は指でパスを指示。その瞬間に、ゴールに向かって右側のスペースに走り出す。

 タイミングよくスルーパスも出てきたことで、相手DF2人を置き去りにすることに成功。相手GKが前に出たことでシュートコースはなかったが、そこはJリーグの点取り屋だ。タイミングをズラした技ありのシュートで、GKの横を転がしてゴールネットを揺らしたのだ。上田にとってベルギー2点目は、完璧な裏抜けによる“らしいゴール”となった。

 チームは2点をリードして前半を折り返したものの、後半31分に失点。さらに、直後にPKで同点弾を献上してしまう。結局スコアは2-2で試合終了。勝利とはならなかった。

■「らしさ全開のゴール!!」

 チームとしては残念だったものの、上田としては9月19日から始まる代表合宿に良い感触のまま合流することができる。SNS上では、以下のコメントがついている。

「綺世らしい抜け出しから二点目ーー!!」
「やっと、らしいゴール!チームとしてこういうプレーを継続できれば!!」
「あやせすぎる」
「らしさ全開のゴール!!」
「やっぱウメー‼️ この抜け出しはいつ見ても最高」
「球威なくてもゴール決める決定力ヤバいな」

 森保ジャパンは今回も大迫勇也が不在で、CFの位置を誰が務めるかが課題の一つになっている。その有力候補の1人が上田であることは間違いなく、このゴールはアピールになったはずだ。

 23日アメリカ戦、そして27日のエクアドル戦でプレー機会は得られるか、期待だ。