日本代表MF鎌田大地(26)は、アイントラハト・フランクフルトと契約延長の可能性が取りざたされている。そんな鎌田大地の現状や今季開幕前の心理状態についてドイツ紙『ビルト』が解説している。
鎌田大地はフランクフルト攻撃陣の中心選手として活躍し、昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に大きく貢献。フランクフルトとの契約期間が来年6月までである中、プレミアリーグへ移籍する可能性が取りざたされていた。
また先月28日にはポルトガル1部ベンフィカへ移籍する可能性が浮上。選手サイドとベンフィカの個人合意が伝えられていたが、選手本人はフランクフルトのオリバー・グラスナー監督との話し合いの末に残留を決断。現在、両者は契約延長にむけて交渉中とみられている。
そんな中、『ビルト』は鎌田大地残留の背景について「鎌田大地のシーズンスタートは、自分自身が想像していたよりもずっと良いものになった。実は、彼はオリバー・グラスナー監督から干されることを恐れていた」
「その引き金となったのは、彼が契約延長を行わずに最終年に突入してしまったことだ。(鎌田大地の去就について)クラブ幹部の方針は、契約延長か今夏放出だった」
「だがグラスナー監督からの電話により、鎌田大地からこの恐怖心が取り除かれた。とりあえず彼はフランクフルトでの契約延長を想像できるはずだ」と説明。契約延長が基本線であるとの見解を示している。
ただイギリス・バーミンガムの地元メディア『バーミンガムライブ』は今月12日、アストン・ビラが来夏退団濃厚なブラジル代表MFドウグラス・ルイス(24)の後釜として、鎌田大地やレスター・シティ所属のベルギー代表MFユーリ・ティーレマンス(25)らをリストアップする可能性があると報じている。
なお鎌田大地は今季ここまでブンデスリーガ6試合出場で4ゴール3アシストと好調を維持。今月17日の第7節・VfBシュツットガルト戦でも1ゴール1アシストをマーク。現地複数メディアからチーム内最高評価を受けている。