19日、日本代表が『キリンチャレンジカップ2022』のアメリカ代表戦(23日)、エクアドル代表戦(27日)に向け、試合を行うドイツのデュッセルドルフで始動した。

 練習後の取材に登場した古橋亨梧(セルティック)は、「先のことは考えず、まずは選んでもらえるように代表活動でFWとして結果を残して、一つひとつ、目の前のことをクリアにしていきたいと思います」とコメント。大迫勇也や浅野拓磨といった、これまで日本代表に選出されてきた前線のメンバーが不在での活動の中、軸としての活躍が期待されるが、「そう感じていただけることは感謝しかないですし、僕は僕なりに自分のプレーをして、試合に出るために準備をして頑張りたいと思います」と、自身のプレーに集中することを強調した。

 古橋は3日のレンジャーズ戦で開始早々に肩を負傷して交代となったが、直後のチャンピオンズリーグでのレアル・マドリード戦で途中出場するなど、影響を感じさせず代表合流も果たした。「大丈夫です」と口にすると、「(即復帰だったので)みんなに『マシーン』と言われました」と冗談を交えつつ、「代表のために、試合に出るために準備をして、試合に出たらゴールを決めて、みんなにいい報告ができるよう」と続けている。

 セルティックで今シーズンも得点を重ねているが、「全体的に自信を持ってプレーできている」ことを成長点として挙げる。その一方で、「FWは結果だと思うので、そこをもっと自分に追及していきたい」「少ない時間でも試合に出て、1点でも取れる選手にならないといけない」「チームに勢いを作れるような選手にならないといけないですし、守備でも前から追いかけて後ろを楽にできる選手にならないとダメだと思います」と、課題は多くあると自身について話している。

 今回の2連戦はFIFAワールドカップカタール2022本大会へ向けて、最後の準備となる場。「まずは一回一回のトレーニングに取り組んで、いい形にしていきたいと思いますし、試合でみんなで一つになって、いい相手とできるので、僕たちが出せるものを出して、いい結果につなげたらなと思います」と、目の前のことに集中していくとしている。

 23日のアメリカ戦は21時25分(日本時間)キックオフでフジテレビ系列、27日のエクアドル戦は20時55分(日本時間)キックオフでTBS系列にて放送される。