カタール・ワールドカップの日本代表メンバーが11月1日に発表される。登録26人に名を連ねるのは、いったい誰になるのか。現役時代にはW杯に2大会連続で出場(2002年日韓大会、06年ドイツ大会)し、現在は解説者などとして活躍する福西崇史氏に、メンバーを予想してもらった。

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 アメリカ(2-0)、エクアドル(0-0)と対戦した9月のドイツ遠征は、まさに最終チェックの場になりましたね。

 センターバックに入れた伊藤洋輝もそうですし、センターフォワードの古橋亨梧らを含めてワールドカップに向けた最後のテストを行なった印象です。だからこそ本大会への26人も、今回の遠征に参加した顔ぶれが軸になるはず。
 
 コンディションを上げつつも代表から遠ざかっている大迫勇也、途中出場したエクアドル戦で積極的に仕掛けた相馬勇紀らも入れたかったのですが……。

 その意味でサプライズもないように感じています。A代表の活動の傍ら、スペインとイタリアで強化試合を行なったパリ五輪世代には期待していましたが、9月に招集されなかったとなると……。

 もし驚きの選出があるなら、経験豊富な選手でしょうか。それこそゲームを締めたり、ピッチ外でチームに影響を与えられる人物。例えばスタッフ入りなど、ウルトラCで長谷部誠の起用もあり得る(笑)⁉

 システムは9月の2試合で採用した4-2-3-1が考えられます。ただ中盤は守りを意識するならアンカー、点を取りにいくならトップ下を置くなど、臨機応変に変えられる。また、3バックも試しただけにオプションとして準備できているのだと感じます。

 ドイツやスペインと対戦するグループリーグを想定しても今大会のポイントは守備。我慢と勇気を胸にぜひ果敢に戦い抜いてほしいですね。

※本記事は2022年10月13日発売のサッカーダイジェスト本誌から転載。一部修正。

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