サッカー日本代表のMF旗手怜央(24)はFIFAワールドカップ・カタール大会出場を目指す中、所属クラブのセルティックで好調ぶりをアピール。同選手が今季終了後に欧州主要リーグへ移籍する可能性を英メディア『Give Me Sport』が占っている。
旗手怜央は昨年末に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍。レンジャーズとのダービーマッチで2ゴールと結果を残して中盤センターでレギュラーをつかむと、昨季のリーグ優勝に大きく貢献している。
また今季もここまでスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で6試合中3試合に先発出場しているほか、今月14日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節・シャフタール・ドネツク戦では自らのシュートから先制点を奪取。CLでの好パフォーマンス発揮により現地での評価を高めている。
そんな旗手怜央については先日、英紙『デイリーレコード』が移籍金2500万ポンド(約40億円)で売却可能と主張。セルティックが同選手獲得時に川崎フロンターレへ140万ポンド(約2億3000万円)を支払ったことに触れた上で「旗手怜央はサッカー界最大の掘り出し物のひとりだ。セルティックは今すぐ彼を現金化しようとはしないだろうが、川崎フロンターレからこれほどの移籍金の安さで彼を連れてくることがいかに驚くべきビジネスの部分であるかを反映しているように思われる」と綴っていた。
その中、現地ジャーナリストのピート・オルーク氏は『Give Me Sport』のインタビューに対応。旗手怜央の今後について「セルティックは少なくとも来年の夏まで、旗手怜央や他のトッププレイヤーを確保しようとするだろう。だが、来年1月から夏の間に彼へのオファーが来るかどうかは、見守るしかない」と語っている。
また『Give Me Sport』は「セルティックと週給14500ポンド(約240万円)の4年半契約を結んでいる旗手怜央は、今季も開幕から6試合で2アシストと目を見張るような活躍を見せている」
「ただ彼がUEFAチャンピオンズリーグで輝き続けるのであれば、より資金力のあるクラブが彼との契約を求めてやってくるかもしれない」と記し、CLの活躍次第では旗手怜央のステップアップ移籍が実現すると見解を示している。
なお旗手怜央は、今月下旬にドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーに選出。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトでは、同選手のカタールW杯出場枠を争うライバルとしてレガネス所属MF柴崎岳(30)が紹介されている。