11月1日、カタール・ワールドカップに臨む日本代表のメンバー26人が発表された。

 この一報に、ブラジル・メディア『globo』の日本通、チアゴ・ボンテンポ記者は「小さくない驚きを含むものであり、大迫勇也、古橋亨梧、原口元気、旗手怜央の落選というネガティブなサプライズが目立つ結果となった」と伝えている。

「このチームにおける問題は、前線の得点力不足だ。そのため、旗手と原口の落選はある程度、予想ができていたが、セルティックで得点を重ねている古橋、森保ジャパンにおける得点王・大迫勇也の落選は驚いた。そして、相馬勇紀が最大の予想外、サプライズだ。彼はE-1選手権では良い成績を残せていたが、Jリーグで良いシーズンを過ごせていない。最も驚いたと言えるかもしれない。名前を見つけた時は本当に驚いた」

 また、今回のW杯に臨む日本代表チームは、歴史上最も欧州でプレーしている人数が多い(26人中20人が欧州組)構成になったと指摘。「“純日本製”だった1998年以降、彼らの長年の目標であるベスト8進出という夢を叶えるために、チームは確かに進化はしている」と綴っている。
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「2018年のW杯に参加したメンバーは、川島永嗣、長友佑都、酒井宏樹、吉田麻也、遠藤航、柴崎岳の6名のみ。そのほかはW杯という舞台は未経験である。若さと経験を併せ持つチームが果たしてどこまで行けるのか、日本のファンは不安も抱えつつ見守ることになる」

 ちなみに、落選した原口、旗手についてはこのように言及している。

「原口は中盤のポジションをいくつもこなすことができるがゆえに、近頃はだいたいが代役での出場となっていた。セルティックで輝きを放ち、マスコミやファンからも最も注目された選手である旗手だが、代表での試合や所属クラブでも同様に、ビッグゲームにおける安定感が欠けている。彼の土壌は素晴らしいものがあるのだから、次のサイクルを待たねばならない」

 日本は11月23日にグループステージ初戦でドイツ、同27日に第2戦コスタリカ、12月1日に第3戦スペインと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部