今季すでに7点に関与している

23日にドイツのデュッセルドルフで日本代表と対戦するアメリカ代表。ワールドカップ・カタール大会に向けた北中米カリブ海予選では3位で、本戦の切符を掴んでいる。

グレッグ・バーホルター監督が指揮をとるアメリカ代表は[4-3-3]が基本的で、GKにはアーセナルのGKマット・ターナー、中盤にはリーズ・ユナイテッドでプレイするMFブレンデン・アーロンソン、MFタイラー・アダムス、3トップにはチェルシーのFWクリスティアン・プリシッチやジョーズ・ウェア氏の息子であるFWティモシー・ウェアがいる。彼ら以外にも実力者は多く、タレントが揃う。

得点源はMLSのFCダラスでプレイするヘスス・フェレイラで、6月に行われたグレナダ戦では1試合で4ゴールを挙げている。今回のメンバーにも選ばれており、日本代表戦では彼がセンターフォワードに入るか。所属クラブのFCダラスでは今季18ゴール5アシストを記録している。

そんなフェレイラに追い付こうと所属クラブで今季結果を残している人物がいる。ノリッジのFWジョシュ・サージントだ。

ドイツのブレーメンでプロとなり、2021年からノリッジでプレイするサージェント。昨季はプレミア初挑戦ということもあって苦戦。26試合で2ゴール1アシスト、チームはイングランドの実質2部であるチャンピオンシップに降格してしまった。

今季のノリッジでは絶対的エースであるテーム・プッキではなく、このサージェントがCFで起用され、10試合で6ゴール1アシストと確かな結果を残している。

「多くのチャンスを得てストライカーとして出場している。今シーズンはこれまでで最も自信に満ちている。史上最高だ。この勢いをできるだけ長く持続させ、ゴールを決め続けたいんだ」

米『ESPN』ではサージェントが現状を語っている。昨季はプッキの存在もあり、ウイングでプレイすることもあった。サージェントとしてはコーチにウイングで起用されればその仕事を全うするが、「心の中ではストライカーとしてプレイしたかった」と話すように、ゴール前で得点を決めることがサージェントの強みであり、ストライカーとしてプレイしている時が一番自由で、一番自信があると語っている。

今はその自信が高まっている状態であり、本人は史上最高と今後のプレイに意欲を見せている。日本戦で出場する可能性もあり、森保ジャパンのセンターバック陣は乗りに乗ったサージェントを止めることはできるのだろうか。