日本代表DF板倉滉(25)は、膝の負傷によりFIFAワールドカップ・カタール大会出場が微妙となっている。そんな板倉滉がボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)の新戦力で2番目に高い評価を得ている。

 板倉滉は今年7月にマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍すると、センターバックのポジションでレギュラーに定着。先月末のブンデスリーガ第4節・バイエルン戦で巧みなオフサイドトラップや球際の強さを随所に発揮して勝ち点1獲得に貢献し、現地での評価を高めていた。

 しかし今月12日のトレーニング中に左膝の内側側副靭帯を断裂。手術せず保存治療で経過観察することが決まっているが、カタールW杯中断期間前までの復帰は絶望的とみられている。

 そんな中、ドイツ誌『シュテルン』が今夏のボルシアMG新加入選手の査定を実施。板倉滉に対して10点満点中8点と、ドイツ代表MFユリアン・バイグル(27)の「9」点に次ぐ高評価を与えている。

 つづけて「板倉滉は素晴らしいスタートを切り、最初の数試合はグラードバッハのベストメンバーのひとりとなった。この守備でのオールラウンダーはマティアス・ギンターに代わって最終ラインに入り、非常にレベルの高いパフォーマンスを見せた」

 「自身の強みであるパスワークで、板倉滉はビルドアップのクオリティを高めた。オンザボール、オフザボールいずれのシチュエーションでもチームに安定感を与えることができた」と、安定感抜群のパフォーマンスを解説。

 その上で「ただ残念なことに板倉滉が膝を負傷し、カタールW杯までのシーズン前半戦を棒に振ることだ」と同選手の負傷離脱に言及している。