日本代表FW相馬勇紀(名古屋グランパス)が22日、メディア対応を行った。
FIFAワールドカップカタール2022まで2カ月を切った中、7月に行われたEAFE E-1サッカー選手権2022で大会MVPに輝く活躍を見せて、本大会前最後の代表ウィークに臨む日本代表に招集された相馬。カタール行きの切符を掴み獲るため、結果にこだわる姿勢を口にした相馬は「E-1の時と気持ちは全く一緒。僕が練習から代表常連メンバーを脅かすためにも、全力でプレーしたいです。もちろん結果が一番大事ですが、守備のところでアグレッシブにプレーすることも忘れずにやり続けたい。今、僕の置かれている立場だったら、自然とチームにいいモチベーションを還元できると思います」と決意。続けて「僕は噛みついていくというか、メンバー争いしながらもチームのために頑張りたいです。それが自然とチームのためにつながってくると思います。“結果”と“チームのためにプレーする”ことを常に持ち合わせていますし、その両方を達成します」と胸中を明かした。
また、自身の“武器”ドリブルに触れた相馬は「一発は自分が持っている。特に初見の相手なら瞬発力でほぼ確実に抜けると思うので、一つ目のチャンスで仕留めるところは特に意識しています」と自信。さらに「見つかってもやることは変わりませんし、Jリーグみたいにずっと観察されているわけではないので、そのような相手に攻撃のところで点に絡む働きを、守備のところでは自分は戦えると思っているので、たくさんボールを奪うところや、何人分も走るところをやっていきたいです」と攻守両面の目標を語った。
東京オリンピック2020に出場し、ベスト4進出に貢献した相馬。U-24日本代表でともに戦ったMF三笘薫(ブライトン/イングランド)や久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)などが、欧州の舞台でプレーしていることについて、相馬は「刺激は常に受けています。一緒に戦っていた仲間が最終予選でW杯を決めている姿を見て、応援している気持ちと、自分もそこでやりたい気持ちがありました」と告白しつつ、「その時は、そこに選ばれる結果を自分自身が出せていませんでしたが、ここに選ばれるために闘志を燃やしてやってきました。チャンスが目の前にあるので、それを掴みたい。それと同時に、チームはもうW杯に向かっているので、そこの両立をしっかりやっていきたいです」と本大会出場に向けてアピールするとともに、チームの勝利に貢献することを誓っている。