W杯までの約2ヵ月で少しでも調子を上げたい

23日に行われたUEFAネイションズリーグ、ウェールズ戦で先発出場を果たしたベルギー代表FWエデン・アザール。後半途中の65分までプレイしたが、カタールW杯に向けてここからさらにプレイタイムを増やしていきたいと考えているようだ。
 
レアル・マドリードでは偽9番としての起用がメインとなっている今季のアザール。FWカリム・ベンゼマが負傷した9日のチャンピオンズリーグ・セルティック戦では彼に代わってCFのポジションに入り、MFルカ・モドリッチのゴールを演出。その後、自らゴールも決めている。
 
続くマジョルカ戦では今季初スタメンの機会が与えられたものの、ここでは結果を残すことができず。それ以降はFWロドリゴ・ゴエスが優先的にCFとして起用されている。
 
今回のウェールズ戦では、マジョルカ戦以来の出場機会を得たアザール。英『Daily Mail』によれば彼はこの試合後、継続してプレイすることの重要性をベルギー『RTL』に語っている。
 
「自分に何ができるかは分かっている。今はW杯に向けてキレを取り戻したい。監督(ロベルト・マルティネス)がどう判断するか次第だが、僕はプレイしている時が一番幸せだ」
 
「プレイするときは全力を尽くす。レアル・マドリードではデリケートな状況に置かれているけどね。もっとプレイしたい気持ちはあるけど、これ以上はできない」
 
「僕は常々、プレイすれば昔のエデン・ハザールが戻ってくると言っている。ただ単にリズムを取り戻すことが必要なんだ」
 
レアルで満足なプレイタイムが得られない以上、今回のウェールズ戦のようにせめて代表ではできる限り多くの出場機会を得たいところ。26日にはオランダ戦が控えているが、ここで再びスタメンの座を得ることはできるか。