日本代表の森保一監督が、アメリカ代表戦の勝利を振り返った。

【動画】途中出場の三笘薫が得意のドリブルカットインからゴール!!

23日、日本はドイツのデュッセルドルフで行われたキリンチャレンジカップ2022でアメリカと対戦した。

カタール・ワールドカップまで2カ月、メンバー発表前の最後の2試合となった今回の活動。日本は、[4-2-3-1]のシステムでアメリカに臨んだ。

試合は立ち上がりから日本が主導権を握ると、鎌田大地のゴールで先制。一度はオフサイドで取り消されたが、VARチェックの結果認められて先制した。

その後も日本がペースを握ると、選手交代をしながらも危なげなく戦う展開に。アメリカは日本の中盤の守備に苦しむなど攻撃で良い形を見せられず。GKマット・ターナーが好セーブを連発していたが、終盤には途中出場の三笘薫もゴールを決めて、2-0で日本が勝利を収めた。

試合後、フラッシュインタビューに応じた森保監督は、勝利に導いた選手たちに対し、「アメリカ戦に向けて、そしてワールドカップを見据えて、戦い方を整理してくれて、良い準備をしてくれて、ハードワークしてくれました」と称えた。

そのアメリカに2ゴールを記録した攻撃陣については「勝ったことはもちろん勝負事なので大切ですが、内容的にも選手たちがやろうとしていることを意思統一しながら、上手くいかないことも試合の中ではもちろんありましたが、ピッチ内で色々な修正を加えてくれながら戦えたことは良かったです」とコメント。ミスや連係が合わない部分も、話し合って解決したことを誉めていた。

今回の活動は30名を招集。本大会は26名しか登録できず、サバイバルが待っている。「メンバー争いは常にW杯に向けてだけでなく、起こっていることなので、選手たちは自然に捉えていると思いますし、それだけ良い選手が多いということをポジティブに捉えていきたいと思います」とコメント。「ただ、インテンシティ高く戦わなければいけないので、交代枠は使いながらしっかり勝っていけるように、11人だけで勝つのではなく、交代枠も含めて、ベンチも含めて勝っていくことを選手たちが今日はやってくれたと思います」と語り、ベンチに座る選手たちも重要な存在であると強調した。

今回のドイツ遠征での2試合はヨーロッパで最大の日本人コミュニティがあるデュッセルドルフで開催。デュッセルドルフ以外からも多くの日本人がスタンドに集まった。

ファンを前に森保監督は「嬉しいですね。ヨーロッパで、デュッセルドルフに在住する方をはじめとしたヨーロッパの方々が集まってくれて、応援してくれていると。日本でもメディアの皆さんを通じて、たくさんの方が応援してくださっていることが我々の力になりましたし、この勝利を喜んでもらえたことが何よりも嬉しいです」と語り、しっかりと応援してくれるファンに勝利を届けられたことを喜んだ。

日本は27日にエクアドル代表と対戦。メンバー発表前のラストマッチを戦う。


【動画】鎌田大地がダイレクトシュートで日本が先制!