メンバー発表は11月1日に行われる

ワールドカップ・カタール大会の開幕まで約1カ月となった。今回はシーズン後ではなくシーズン中の開催と初の試みであり、各リーグが中断されて行われる。シーズン中開催の弊害なのかすでに負傷で出られない選手もおり、万全の状態で本戦に向かいたい。

日本代表はドイツ、コスタリカ、スペインと同組となっており、11月23日にドイツ、27日にコスタリカ、12月2日にスペインと対戦する。その前にテストゲームとして11月17日にカナダ代表との一戦が予定されている。メンバー発表は11月1日で登録メンバーは従来の23人から26人に増えている。

目標としてはグループステージを突破してベスト16に進み、そこで勝利して8強入りすることだ。日本代表はW杯の出場を続けているが、ベスト16の壁を越えられていない。前回のロシア大会ではベルギーに逆転負けを喫している。

米『ESPN』ではW杯に出場する各国の現状を分析しており、日本代表のキーマンにはフランクフルトの鎌田大地が選出された。

アジア最終予選では招集外を経験するなど森保ジャパンでは難しい時期を過ごした鎌田だが、そこからの親善試合で結果を残し先日のアメリカ戦では貴重な先制点を挙げた。所属するフランクフルトでも好調を維持しており、リーグ戦では6ゴール2アシスト、ブンデスリーガの得点ランキングでは4位にいる。

「日本代表の主な攻撃陣のコンディションに不安が残る中、森保一監督にとって鎌田は無視することが難しい存在になっている。すでにチームの司令塔として活躍していた鎌田はCLを経験したことでさらに重要な役割を担うことになる」

同メディアでは鎌田をこのように評価しており、日本代表の中心人物であると考えているようだ。実際に今の日本代表の攻撃は彼が操っており、不在だったエクアドル戦の前半は攻撃が機能しなかった。

「日本代表がW杯で結果を残すには、森保一監督がどれだけ従来のやり方から離れることができるかにかかっている。森保監督はこれまでの実績を重視して先発を選ぶ傾向にある。しかしコンディションを落としている選手もおり、鎌田のようにこれまでの実績が少なくとも主役になれる選手にチャンスを与えられるかどうかは監督次第だ」

まとめとして同メディアでは森保監督のメンバー選びが重要だとしている。確かに森保監督のこれまでの先発やメンバー選考は過去の経験や実績を重要視していると考えられることが多く、今調子の良い選手が外されてしまうことがある。実績は大事だが、三笘薫や伊藤洋輝が台頭したように経験の浅い若手や今好調な選手を積極的に起用する選考も見て見たい。

W杯・ロシア大会後に発足された森保ジャパン。11月から始まるカタール大会が総決算であり、どのような結末を迎えるのか注目だ。