カタール・ワールドカップ開幕まで2か月を切った。その中での不本意な敗戦は、イングランド国民を不安にさせているようだ。

 9月23日、イングランドはUEFAネーションズリーグの第5節でイタリアと敵地で対戦し、0-1で敗れた。前半から主導権を許すと、後半にジャコモ・ラスパドーリに先制点を献上。修正を図るも追いつくに至らなかった。

 イングランドは、リーグAのグループ3で最下位が確定。リーグBへの降格が決まった。5試合で1得点・7失点の2分け3敗という成績を見れば、ガレス・サウスゲイト監督に対する風当たりが強いのは当然だ。

【動画】イングランドが一発に沈む!イタリア戦のハイライト

 英紙『Daily Mail』は、SNSでスリーライオンズ(イングランドの愛称)のサポーターが不満の声を上げていると報じた。

「ひどいサッカー。守備的すぎて、興奮しない。メンバーチョイスもひどい」
「まったくもってダメ。サウスゲイトはクビにすべきだ。女子代表と比べてあまりに退屈」
「このワールドカップを前にサウスゲイトがイングランド代表監督を続けられる理由が本当に分からない。超守備的。イングランドサッカー協会は大胆に動く必要がある。そうじゃないと、我々はベスト16敗退の昔に逆戻りだ」
「今夜はサウスゲイトを総括している。勇敢に、もっとダイナミックに攻めるチームにできたはずだ。だが、『ミスター予測可能なプレー』は、同じように予測可能で退屈なプレーをしている。もう選手たちもうんざりしているんじゃないか。イタリア相手にショッキングなサッカーだ」

 カタールへの切符を逃したイタリア相手の厳しい敗戦で、ワールドカップに向けて不穏な空気に包まれているイングランド。サウスゲイトとチームは、大会までに流れを変えられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部